「VPN接続すると安全っていうけど、使う必要性がよくわからない!」
「VPN接続をつかった裏技があるって聞いたけど…?」
「そもそも、VPNって危ないイメージ…、安心して使いたい!」
セキュリティー意識の向上からインターネット通信の際にVPN接続を利用することが徐々に浸透していますが、具体的にどの様にVPN接続を利用すれば良いか悩んだりしていませんか。
そこで本記事では、便利かつ安全にVPNを利用するため、以下の点を解説します。
- VPNについて
- VPN接続の裏技的な使い道
- 安全なVPNプロバイダを選ぶ注意点
本記事を読むことでVPNを便利に使いこなすことができますよ。使い道がたくさんあるのでぜひ挑戦しましょう。
VPNとは?

VPNとはVirtual Private Networkの略称で、VPN接続することで個人を特定されずに通信内容も暗号化されインターネットにアクセスすることができます。このため、「悪意のあるハッカー」「個人情報取得をビジネスとする業者」に特定されずに通信が可能です。
- VPNの暗号化アルゴリズムによって悪意のある第三者からトラフィックが保護されます
- 実際のIPアドレス特定が不可能となり個人や地域の特定ができない
- 海外サーバにVPN接続することでステルス的に海外のIPアドレスとして通信できる
- VPNプロバイダーの回線品質によって通信速度が左右される

VPN接続の違法性
日本国内でVPN接続サービスを利用すること自体は法律違反にはなりません。しかしながら、VPNを利用した「薬物の犯罪」「著作権侵害」「ウイルスの拡散」等の違法行為は禁止されおり処罰の対象になります。
特に注意が必要なのは、日本では著作権を侵害するファイルのダウンロードは法的に処罰される可能性があります。
VPNの使用を制限している国
海外でVPNの利用、特に中国、北朝鮮、ロシア、ベラルーシ、中東諸国では日本国内と政治情勢が異なりVPNが監視され利用を制限されています。渡航の際には十分に情報収集することをおすすめします。
- 中国
- ロシア
- ベラルーシ
- 北朝鮮
- トルクメニスタン
- ウガンダ
- イラク
- トルコ
- UAE
- オマーン

更に匿名性を高める方法
ノーログポリシーのVPNプロバイダーを利用することで、格段にセキュリティーを高めることになりますが、さらに匿名性を重視する場合はVPNプロバイダへ提供する個人情報の匿名性を高めることも考慮してください。
以下の記事では、VPNへの支払いにおいて匿名性を高める方法を解説しています。
匿名でVPNサービス料金を支払う方法【仮想通貨を選ぶ3つの理由】
VPNプロバイダーと連絡を取り合うe-mailアドレスもノーログサービスを利用することでさらにセキュリティーが向上します。
VPN接続の使い道6選
FreeWiFi利用時のセキュリティー強化
喫茶店や公共施設、ホテルなどで利用できるFreeWiFiはその利便性が高い反面、同時に不特定多数の接続となるため通信ログの傍受(ハッキング)の懸念があります。
FreeWiFiのセキュリティー対策として次の3つの方法がありますが、その中でもっともセキュリティーが高いのがVPN接続です。
- httpsのサイトのみ閲覧する
⇨LAN内で暗号化がない場合でも、Webサイトサーバと端末間の通信が暗号化される - 鍵マーク付きのWiFiを利用する
⇨Wi-Fiルーターと端末間の通信が暗号化される - VPNを利用
⇨VPNサーバと端末間で仮想的な専用ネットワークを作る
⇨複数のデバイスでVPN接続を行う場合はVPN対応のトラベルルーターがおすすめ
GL-MT1300(Beryl)レビュー|VPN対応トラベルルーター
FreeWi-Fiのメリット・デメリット
FreeWi-Fiは通信容量を気にせず出先で通信可能なためとても便利です。しかしながら通信のセキュリティーを高めるために別途VPN接続をする必要があります。
VPN接続をするためにはVPNプロバイダーと契約するのが一般的ですが、無料でかつ安全にVPN接続をする方法として自宅VPNサーバーを利用する方法があります。
自宅VPNについてはこちらで解説してますのでぜひご覧ください。
自宅VPNサーバを構築する3つの方法【VPN Wi-Fiルーターがオススメ】
テザリングでデータ通信する選択肢
近年ではスマホのテザリング機能やポケットWi-Fiが低額で利用できるようになりました。
出先でノートパソコンを使う場合はスマホの機能の一つであるテザリング機能を使って自分専用の回線を利用するとセキュリティーは高くなります。
また、ノートパソコンは使用する通信量が膨大になることが想定されるので、大容量のデータ通信プランの契約が必要となります。
以下の記事で、外出先でノートパソコンをインターネット通信をするためのオススメのデータ通信プランについて解説しています。ぜひ、こちらもご覧ください。
外出先でPCのインターネット接続方法【楽天モバイルのテザリングがオススメ】
海外へ渡航時の検閲対策
VPN接続はIPアドレスのなりすましが可能であることを利用して、中国等の検閲が厳しい国で自由に海外のインターネット情報にアクセスするために利用されます。中国への渡航者は世界中から大勢いるので必然的に需要が多いです。
中国国内では、日々の検閲の結果、IPアドレスとドメインの紐づけによるブロックが日常的にかかるためインターネットの自由がありません。このためVPN接続を用いて海外のサーバを経由して中国国外の情報を取るニーズがあります。
VPN接続に対する規制に注意
近年では、各国でVPN接続業者への規制が進んでいます。今まで利用できていたVPN接続が突然利用不可となる場合もあるので注意してください。
近年、中国や中央アジア、中東各国の政治的な事情からインターネット検閲はさらに強化される方向です。
海外から日本の動画配信サービス視聴
海外から日本で配信されるストリーミングサービスへのアクセスは通常ジオブロックされますが、日本のVPNサーバーを経由することで日本での環境と同じくアクセス可能になります。日本で配信のストリーミングサービスへ接続する方法は次のリンク先の記事で解説しています。
海外版動画配信サービス視聴
海外のIPアドレスとしてインターネットに接続することで海外ローカル限定のストリーミングサービスのコンテンツが利用できます。「Netflix」「DAZN」「F1 TV」などのサービスを米国等の海外サーバーから接続することによって現地のコンテンツにアクセスできます。
また、スポーツの放映権も放映権の契約、利権の制約が顕著です。日本では、DAZNやBS, CS放送で、世界中のスポーツの試合をライブで観戦できる環境にありますが、海外のローカルなスポーツの試合等日本で配信されていないコンテンツも多くあります。
これらのコンテンツはVPN接続で海外版ストリーミングサービスにアクセスすることで視聴できます。
- 海外版Netflix
- 海外版DAZN
- F1 TV Pro
スタジオジブリ作品の視聴
2020年1月からNetflixでは日本、米国、カナダを除く約190ヵ国でジブリ映画の配信を開始しました。2020年6月にはカナダでも配信がスタートしています。
現在、日本国内でNetflixを契約している場合、VPN接続することで海外のVPNサーバー経由でNetflixに接続すると日本からジブリ映画が視聴できます。
VPNでジブリ映画を見る方法|Netflixで最新作『アーヤと魔女』配信開始
サブスクの料金節約
この記事で安くできるサブスクとできないサブスクを紹介しています

格安でYouTubeプレミアムを契約
世界最大の無料動画共有サイトYouTubeの有料メンバーシップ「YouTubeプレミアム」は、各国で月額料金が異なります。VPNを利用して日本より物価の安い国、例えばインドやアルゼンチン、フィリピンなどで契約することで料金の節約になります。
YouTubeプレミアムはVPNで安く契約|違法性とインド・アルゼンチンの登録手順
格安でCanvaProを契約
CanvaはブログやInstagram, YouTubeなどのコンテンツ作成のために必須のオンライン使えるグラフィックデザインツールですが、Canva Proはその有料版。インドで契約することで日本より安くなります。
Canva Proをインド料金で安く契約する方法【VPN利用の登録手順解説】
格安でNetflixを契約
VPNでトルコに接続してNetflixを契約することで安くなりますが、現在トルコでは日本のクレジットカードは利用できないためプリペードカードで支払いが必要となり少し難易度が高めです。
Netflixを安く契約する方法|トルコの安い料金で契約手順とVPNの違法性
格安でSpotifyを契約
VPNでブラジルに接続してプレミアムプランを契約することで安くなりますが、Netflixと同じく海外版のSpotifyでは日本発行のクレジットカードは利用できないためプリペードカードで支払いが必要となり難易度が高めです。
Spotifyを安く契約する方法|ブラジルの安い料金で契約手順とVPNの違法性
格安でMicrosoft365を契約
Microsoft365は米国のMicrosoft社が提供するOfficeツールです。
学生や社会人に必須ツールのWord、Excel、PowerPointに加えて、多彩で高度なデバイスセキュリティまでテレワーク環境を整えるために必要なすべての機能を提供する有料メンバーシップとなります。
インドで契約することで日本より年額5,500円安くなります。
Microsoft365を安く使う方法【VPN接続してインド料金で契約する手順】
VPNプロバイダの選び方

VPNプロバイダーのポリシーとしてノーログVPNというものがあります。ノーログとはVPNでの利用履歴を残さないというもの。何らかの理由でVPNサーバーへのガサ入れが入ることを想定すると、ログが残っていないことが保証されていると安心です。
VPNプロバイダーはノーログポリシーの業者から選定することをオススメします。一般的にノーログポリシーのプロバイダーはログの転売等で利益得ることを目的としていないため、その分、利用料金が高くなる傾向となります。
特徴 | NordVPN | CyberGhostVPN |
---|---|---|
管轄 | パナマ | ルーマニア |
ノーロギング | レ | レ |
Encryption | 256ビット | 256ビット |
プロトコル | OpenVPN IKEv2 / IPsec WireGuard | OpenVPN IKEv2 WireGuard |
サーバー | 5,500+ | 6600+ |
ヵ国 | 59 | 90 |
接続 | 6 | 7 |
1ヶ月契約 | 1,256円/月 | 1,425円/月 |
6ヶ月契約 | – | – |
1年契約 | 517円/月 | 425円/月 |
2年契約 | 390円/月 | 369円/月 |
日本語対応アプリ | レ | – |
訪問オンライン | ![]() ![]() | CyberghostVPN |
無料VPNの利用は非推奨
VPN接続サービスの中には無料で提供されているものが存在しますが、無料VPNサービスは主に個人情報と通信ログの収集によって収益を得ています。無料VPNの利用は控え、有料のノーログポリシーのVPNサービスを利用することを強く推奨します。
無料VPNのリスクについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
無料VPNの安全性とリスク解説 【個人情報や通信ログの漏洩に注意】
- ユーザーの行動を追跡している可能性がある【個人情報の収集】
- ユーザーの活動情報を広告主に送信している【通信ログの収集】
- 通信の暗号化技術が低くセキュリティが貧弱
まとめ

本記事では、VPN接続のさまざまな使い方を解説してきました。VPN接続はインターネット通信においてさまざまな利点があることを理解していただけたのではないでしょうか。
ぜひ参考にして頂いて、実際にVPNを利用してみてください。
- FreeWi-Fi利用時のセキュリティー強化
- 海外へ渡航時の検閲対策
- 海外のストリーミングサービスコンテンツを視聴
- スタジオジブリ作品をNetflixで視聴
- 格安でYouTubeプレミアム契約
2022年おすすめのVPNプロバイダ
今現在、最もおすすめするVPNプロバイダは低価格で高品質と定評のあるNordVPNです。30日間の料金返金保証の条件でVPNを体験できますのでこの機会にぜひ試してみてください。
NordVPNを選ぶ9つの理由【2022年一番おすすめのVPNサービス】
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