「無料VPNアプリって危険?、使っても大丈夫…?」
「どうして無料VPNアプリは危険なの?」
「無料VPNの選び方ってあるの!?教えて!」
無料で利用できるVPNサービスはいろいろありますが、その便利さの裏に潜む危険性を理解することが重要です。
本記事では、無料VPNアプリの危険性を理解するために、以下の点を解説します。
- 無料VPNアプリの収益源
- 無料VPNアプリ利用のリスク
- 無料VPNのリスクを回避する方法
この記事を読むことで、無料VPNアプリの危険性を理解できます。リスクの回避方法も解説してるので、ぜひ最後まで読んでください。
無料VPNサービスの目的は?収入源の解説
無料VPNの危険性を理解するために、まず無料VPNサービスの収入源について理解が必要です。
無料VPNサービスがどのようにして収益を上げているのか、その目的と収入源について詳しく見ていきましょう。
専用アプリへの広告表示
無料VPNサービスの多くは、アプリ内に広告を表示することで収入を得ています。これは最も一般的な収益モデルの一つで、無料で提供されるサービスのコストを補う手段となっています。
- 多くの無料VPNサービスはアプリ内広告を通じて収益を得ています。
- ユーザーがVPNサービスを利用している間に表示される広告から、サービス提供者は広告収入を得ます。
- これらの広告は、時に邪魔になることもあり、ユーザー体験を損なう可能性があります。
通信ログの追跡による情報収集とその商用利用
無料VPNプロバイダーの中には、ユーザーの通信データを追跡し、収集した情報を第三者に販売することで利益を得ている企業もあります。
このデータは、マーケティング会社や広告主にとって貴重な情報源となり得ます。
- 無料VPNプロバイダーはユーザーのインターネット利用履歴や行動データを追跡することがあります。
- 収集されたデータは、広告会社や他のビジネスに販売され、ターゲット広告などの目的で利用されることがあります。
- この行為は、ユーザーのプライバシーに対する重大な侵害であるとともに、セキュリティ上のリスクも伴います。
マイク・カメラ・位置情報などの情報収集とその商用利用
一部の無料VPNサービスは、マイクやカメラ、位置情報などのセンサーデータを含むユーザーのデバイス情報を収集し、それを商業的に利用しています。
このような行為は、ユーザーのプライバシーに対する重大な脅威となる可能性があります。
- 一部の無料VPNサービスは、マイクやカメラのアクセス権限を要求し、ユーザーの音声や映像データを収集することがあります。
- 位置情報を含むデバイスのセンサーデータも、収集・利用されることがあります。
- これらのデータは、ユーザーに無断で第三者に販売されることもあり、プライバシーの侵害につながります。
無料VPNを利用する4つのリスク
無料VPNプロバイダーは個人情報を収集し、それを売却して収益を得ています。次に、無料VPNを利用するときのリスクを解説します。
無料VPN利用のリスクは4つ
VPNサーバログの搾取
無料VPNが危険といわれている理由は、VPNプロバイダーが提供するVPNサーバの情報にVPNプロバイダーはアクセス可能ということです。
VPNプロバイダーが通信内容を第三者に販売している可能性もあります。たとえば、以下の情報が売られる可能性が考えられます。
- アカウント情報(名前、メールアドレス、など)
- 通信ログ(トラフィック)情報、実際のIP番号など
- インターネット上でインプットした情報(クレカ番号など)
- アプリ経由情報(クレジットカード番号)
- WiFi接続関連情報
VPN接続アプリのマルウェアの危険性
多くの無料VPNサービスは、VPNアプリ利用時の広告を通じて間接的に収益を上げています。
ただ単に広告を表示するのではなく、通信を観察、追跡、あるいは、マルウェアにさらされる可能性もあります。
- アプリに潜むマルウェアによる個人情報の漏洩
- 通信ログ(トラフィック)情報、実際のIP番号などの漏洩
- インターネット上でインプットした情報(クレカ番号など)の漏洩
- デバイス内部情報の漏洩
- 広告からのウィルス感染
不透明な運営元
無料VPNサービスの運営元の情報が不明であるケースが多いです。
その理由は、VPNサービスの運営元が利用者の個人情報をマーケットに売って利益を得るビジネスモデルだからです。
セキュリティーの脆弱性
無料VPNサービスの中には、通信の暗号化が十分でないものがあります。また、暗号化技術の程度が低いことも考えられます。
第三者からのサイバー攻撃に対しての脆弱性、つまり、通信の暗号化強度はVPNプロバイダーによって変わるので、信頼できるVPNサービスの利用が必要です。
無料VPNのリスクを回避する方法
無料VPNの利用に際しては、その便利さに隠されたリスクを適切に管理することが必要です。
ここでは、無料VPNのリスクを回避するための具体的な方法を、より詳細に解説します。
サービス提供元のチェック
無料VPNサービスを安全に使用するためには、提供元のチェックが不可欠です。以下の点に注意して、サービスの信頼性を評価してください。
- 企業の背景調査
- サービスを提供する企業の歴史、評判、および透明性を調査します。
- ユーザーレビューと評価
- 他のユーザーからのフィードバックや評価をチェックし、問題点や利用者の経験を確認します。
- 運営地域の法律と規制
- 企業が属する国や地域の法律や規制によって、データ保護の基準が異なるため、運営地域を確認します。
- セキュリティとプライバシー対策の公開
- 提供元がセキュリティとプライバシー保護のためにどのような対策を講じているかを公開しているか確認します。
プライバシーポリシーのチェック
無料VPNサービスを選択する際には、そのプライバシーポリシーを注意深く読むことが重要です。特に以下の点に注意しましょう。
- データ収集の範囲と目的
- サービスがどのようなデータを収集し、何の目的で使用するのかを理解します。
- データの共有と販売
- 収集したデータが第三者と共有または販売される可能性があるかを確認します。
- データ保持期間
- 収集したデータがどの程度の期間保持されるか、その後どのように処理されるかを把握します。
- ユーザーの権利と制御
- 自分のデータに関してユーザーがどのような権利を持ち、どのように制御できるかを確認します。
オススメの無料VPNサービス
今現在、当サイトオススメの無料VPNサービスは「VPN Gate」「Atlas VPN」「Proton VPN」です。いずれも無料で使えますが、VPNサーバーが貧弱で動画視聴などの大容量通信はできないので注意してご利用ください。
動画視聴するなら、有料のVPNサービスが必須です。以下の記事を参考に、有料VPNサービスを選んでください。
VPN Gate|筑波大学が運営
無料で使えるVPNサービスの中で提供元の明示がされているケースとして、筑波大学が提供する「VPN Gate」があります。
VPN Gateは通信速度が安定しない、ノーログポリシーを採用していないなどの懸念はありますが、実用性は十分あります。次の記事で、VPN Gateの設定手順や利用時の注意点を解説してるので、ぜひご覧ください。
Proton VPN|広告レス!日本サーバーが利用可
Proton VPNは、スイスを拠点とするVPNプロバイダーです。Proton VPNは有料でVPNサービスを提供していますが、制限つきで無料プランがあります。
詳しくは下の記事で解説しているので、ぜひ、ご覧ください。
- 使えるVPNサーバーは、3か所(日本、オランダ、USA)のみ
- 通信速度は制限されるが、データ通信容量は制限はなし
Proton VPN: Fast & Secure
Proton AGposted withアプリーチ
Windscribe|10GBまで無料
カナダに拠点を置くWindscribeは、その利用のしやすさと機能性で人気のあるVPNサービスです。無料版で、データ通信容量10GBまで使えます。
詳しくは下の記事で解説しているので、ぜひ、ご覧ください。
- 無料版は広告あり
- 使えるVPNサーバーは、11カ国のみ
- 通信速度は制限され、データ通信容量上限は10GB
Windscribe VPN
Windscribe Limitedposted withアプリーチ
まとめ
無料VPNは便利ですが、使用する際には様々なリスクが伴います。
運営元の信頼性、プライバシーポリシー、セキュリティ機能などをしっかりと確認し、安全に利用するための知識を身につけることが重要です。
- VPNサーバログの搾取
- VPN接続アプリのマルウェアの危険性
- 不透明な運営元
- セキュリティーの脆弱性
有料VPNならリスクフリー
低リスクで快適にVPNを使うなら、有料VPNサービスの利用が必須です。
次の記事では、用途別にオススメのVPNサービスを解説してるので、参考にしてください。