「VPNをサポートするおすすめのWi-Fiホームルーターを教えて！」
「TP-Link製Wi-Fi6ルーターはたくさん種類があるけどどれを選べばよいの？」
「TP-Link製ルーターの設定方法を教えて？」
長時間連続してインターネット接続を前提したインターネットゲームやビジネスネットワークへ安全にアクセスするためにVPN接続が利用されますが、複数のデバイスで同時にインターネット使う場合は「VPN対応ホームルーター」をアクセスポイントとして使うのがオススメ。
本記事では、今現在もっともコスパの高いVPN対応ホームルーター「Archerシリーズ」について、以下の点を解説します。
- VPN対応ホームルーターとは？
- TP-Link製「Archerシリーズ」の仕様比較
- 「Archerシリーズ」の設定方法解説
この記事を読むことで、自身に合ったVPN対応Wi-Fi６ホームルーターを選ぶことができます。購入を考えているなら、ぜひ、最後までお読みください。
VPN対応ホームルーターとは
VPN対応ホームルーターとはVPN機能付きの固定Wi-Fiルーターです。事前に登録したVPNに自動でネットワーク接続する機能が備わっています。
VPN対応ルーターを利用することで複数のデバイスを同時に自宅や会社の特定のネットワークへ安全にアクセスしたり、海外のVPNサーバーとネットワーク接続することで地域のアクセスブロックを回避してインターネットができます。
TP-Link製 Archerシリーズの機種比較
国内で流通するWi-Fi6対応のTP-Link製のホームルーターは「Archer AX73/A」「Archer AX72/A」「Archer AX55」「Archer AX23」の４機種です。すべてVPN接続をサポートします。
10Gbps(フレッツ 光クロス,など）を利用しない限り「Archer AX23」で十分
| 機種 | Archer AX80/A | Archer AX73/A | Archer AX72/A | Archer AX55 | Archer AX23 |
|---|---|---|---|---|---|
| オススメ度 | No.1 | No.2 | No.4 | No.5 | No.3 |
| 重量 | 573g | 660g | 670g | 492g | 420g |
| サイズ mm | 189x200x59 | 272.5×147.2×49.2 | 272.5×147.2×49.2 | 261x135x41 | 260.2x135x38.6 |
| インターネットプロトコル | IPv4 / IPv6 | IPv4 / IPv6 | IPv4 / IPv6 | IPv4 / IPv6 | IPv4 / IPv6 |
| Wi-Fiプロトコル | 2.4GHz:IEEE 802.11ax/n/b/g 5.0GHz:IEEE 802.11ax/ac/n/a | 2.4GHz:IEEE 802.11ax/n/b/g 5.0GHz:IEEE 802.11ax/ac/n/a | 2.4GHz:IEEE 802.11ax/n/b/g 5.0GHz:IEEE 802.11ax/ac/n/a | 2.4GHz:IEEE 802.11ax/n/b/g 5.0GHz:IEEE 802.11ax/ac/n/a | 2.4GHz:IEEE 802.11ax/n/b/g 5.0GHz:IEEE 802.11ax/ac/n/a |
| 最大通信速度 （理論値） | 2.4GHz：1,148Mbps 5.0GHz：4,804Mbps | 2.4GHz : 574Mbps 5.0GHz : 4,804Mbps | 2.4GHz : 574Mbps 5.0GHz : 4,804Mbps | 2.4GHz : 574Mbps 5.0GHz : 2,402Mbps | 2.4GHz : 574Mbps 5.0GHz : 1,201Mbps |
| CPU | クアッドコアCPU @1.6GHz | トリプルコアCPU @1.5GHz | デュアルコアCPU @1.0GHz | デュアルコアCPU @1.0GHz | デュアルコアCPU @880MHz |
| メモリ RAM | DDR3L 非公開 | DDR3L 512MB | DDR3L 512MB | DDR3L 512MB | DDR3L 非公開 |
| ストレージ | NAND-FLASH 非公開 | NAND-FLASH 128MB | NAND-FLASH 128MB | NAND-FLASH 128MB | NAND-FLASH 128MB |
| 有線WAN端子 | 1.0Gbps x 1 2.5Gbps x 1 | 1Gbps x 1 | 1Gbps x 1 | 1Gbps x 1 | 1Gbps x 1 |
| 有線LAN端子 | 1Gbps x 3 | 1Gbps x 4 | 1Gbps x 4 | 1Gbps x 4 | 1Gbps x 4 |
| ワイヤレスセキュリティ | WPA3,WPA2,WPA | WPA3,WPA2,WPA | WPA3,WPA2,WPA | WPA3,WPA2,WPA | WPA3,WPA2,WPA |
| 匿名性機能 | VPN | VPN | VPN | VPN | VPN |
| VPNプロトコル | OpenVPN (Max.112Mbps) | OpenVPN (Max.112Mbps) | OpenVPN (Max.112Mbps) | OpenVPN (Max.112Mbps) | OpenVPN (Max.112Mbps) |
| 同時接続台数 | 100台 | 80台 | 80台 | 48台 | 36台 |
| 動作モード | ルーターモード ブリッジモード （APモード） | ルーターモード ブリッジモード （APモード） | ルーターモード ブリッジモード （APモード） | ルーターモード ブリッジモード （APモード） | ルーターモード ブリッジモード （APモード） |
| 市場想定価格（税込） | 18,480円 | 13,600円 | 12,601円 | 9,800円 | 7,800円 |
| メーカー | TP-Link | TP-Link | TP-Link | TP-Link | TP-Link |
| 機種 | Archer AX80/A | Archer AX73/A | Archer AX72/A | Archer AX55 | Archer AX23 |
Archer AX80/A
TP-Link製の最新Wi-Fi。有線WAN端子に2.5Gbps仕様を追加設定、無線LANの2.4GHz帯を1,148Mbps規格に対応しました。
| 発売日 | 2022年12月14日 |
ポチップ
Archer AX73/A
機能全部入りのフラッグシップモデル。これを購入すれば5〜10年使える最新スペックを搭載しています。
10Gbps仕様の光通信サービスの契約を予定している方。それ以外は下位機種「Archer AX23」がオススメです。
ポチップ
Archer AX72/A
本機種はAX73の廉価版の位置付けです。AX73とはCPUが異なり処理速度が異なりますが、価格はわずか1,000円の違いなので迷ったらAX73の購入がオススメです。
10Gbps光通信を無線LANをできる限り低額で使いたい方。
ポチップ
Archer AX55/A
Archer AX23の上位モデルですが中途半端な通信速度仕様です。10Gbpsの光回線契約ならArcher AX73/A、1Gbps以下の光回線契約ならArcher AX23がオススメです。
ポチップ
Archer AX23/A
Wi-Fi6対応機種の中でもっとも廉価仕様ホームルーターです。
1Gbps以下の光回線契約の場合はこの機種がオススメ。
ポチップ
TP-Link製ホームルーターの設定手順
自宅のインターネット回線を開通後、以下の手順でホームルーターを設定します。
ルーターの初期設定
ルーターをLAN/WANや電源を繋いだ状態で、スマホへアプリ「TP-Link Tether」をインストールしてアプリからアカウント設定を行います。
ルーターにWi-Fi接続
スマホから付属のWi-Fi情報カードに記載されている設定用SSID・パスワードでルーターにWi-Fi接続します。
ルーターに接続・設定
Wi-Fi接続を保持した状態でアプリまたはブラウザーで「192.168.0.1」または「http://tplinkwifi.net」を打ち込みルーターに接続します。
- 管理画面からローカルパスワードを設定します。
- 接続タイプを選択します。
- 2.4GHz帯と5.0GHz帯のSSIDとパスワードを設定します。
接続タイプの入力の目安はこちら、詳細は契約中のISPプロバイダに確認ください
| 動的IP | ケーブルTV利用の場合はこちら |
| 静的IP | – |
| PPPoE | 最大1Gbps/200Mbps/100Mbpsの従来仕様 |
| L2TP | 暗号化プロトコル利用 |
| PPTP | 暗号化プロトコル利用 |
| DS-Lite | 最大1GbpsのIPoE（IPv4 over IPv6） |
| v6プラス | 最大10GbpsのIPoE（IPv4 over IPv6） |
OpenVPNの設定
VPN接続を利用したい場合は以下のリンクの手順で詳細設定をしてください。
OpenVPNサーバー機能の利用に関して
現在お使いのVPNプロバイダが提供している「OpenVPN構成ファイル」を入手して、ルーターにアップロードして、利用するVPNのログインIDやパスワードなどを入力して設定します。
接続したいVPNサーバーのロケーションごとに設定が必要です。海外から日本版のコンテンツにアクセスしたい場合は日本のサーバーの構成ファイルを設定しください。
まとめ
この記事ではWi-Fiルーター世界シェアNo.1のTP-Link製VPN対応Wi-Fi6ルーターについて解説してきました。国内で販売されているホームルーターの中でもっともコスパが高いオススメのモデルです。
- 自宅で最大通信速度10Gbps規格の光通信契約をしている人
- VPN接続で匿名性を高めてインターネットをしたい
- 同時に数十台のデバイスを無線LANに接続したい
WireGrandは理論上最大667Mbps規格の最新VPNプロトコル
VPN機能をメインで使う場合は、次世代VPNプロトコル「WireGuard」を標準採用した次のモデルも選択肢に入れてください。
