MENU
VPNハック
VPNハックの案内人
・在宅勤務のアラフォー会社員
・24時間VPN接続してます!

【趣味・得意分野】
⇨ブログ、文章を書くのが好き!
⇨本職はテック分野(AI、通信)
ジブリをNetflixで見る方法 →コチラ

VPNオフにするとどうなる?メリット・デメリットを完全ガイド

当ページのリンクには広告が含まれています。

VPNは、インターネット接続のセキュリティやプライバシーを向上させるために多くの人に利用されています。しかし、時にはVPNをオフにした方が良い場合もあります。

この記事では、VPNをオフにする際の影響やそのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

これを読めば、VPNをオフにすべきかどうか、正しい判断ができるようになります。

タップできる目次

VPNを利用する理由

VPN(仮想プライベートネットワーク)は、インターネットを安全かつ自由に利用するための強力なツールです。

VPNを利用する理由は様々ですが、ここではその代表的な理由である「プライバシーの保護」「接続制限の解消」「インターネット速度の向上」について詳しく説明します。

VPN(仮想プライベートネットワーク)とは?

「VPNって何?」という方は以下の記事を参照してください。

プライバシーの保護

VPNは、インターネット接続を暗号化することで、ユーザーのプライバシーを守る大きな役割を果たします。

暗号化された通信は、第三者がその内容を確認することを防ぎ、オンラインでのプライバシーを確保します。

  • データの暗号化
    通常、インターネットに接続すると、データは暗号化されずに送信されます。これにより、ハッカーやその他の悪意ある第三者が簡単に通信内容を傍受する可能性があります。しかし、VPNを使用すると、データは送信前に暗号化され、受信側で解読されるまで完全に保護されます。
  • IPアドレスの匿名化
    VPNを使用すると、ユーザーの本来のIPアドレスが隠され、代わりにVPNサーバーのIPアドレスが表示されます。これにより、ユーザーがどこにいるのか、どのWebサイトを閲覧しているのかを追跡することが難しくなります。例えば、マーケティング会社や政府機関がオンラインの活動を監視することを防ぐことができます。
  • 公共Wi-Fiでの保護
    カフェや空港などで提供されている公共Wi-Fiは、利便性が高い反面、セキュリティが非常に脆弱です。VPNを使用すると、公共Wi-Fi経由での通信が暗号化され、ハッカーがネットワーク上で情報を盗むことが難しくなります。特に、銀行口座や個人情報を入力する場合には、この保護が不可欠です。

接続制限の解消

VPNは、特定の地域や国で課されているインターネットの制限を回避するためのツールとしても有効です。

これにより、制限されたコンテンツやサービスにアクセスできるようになります。

  • 地域制限の回避
    多くのオンラインサービスやWebサイトは、国や地域ごとに異なるコンテンツを提供したり、特定の国からのアクセスを制限しています。例えば、NetflixやHuluなどのストリーミングサービスは、国によって視聴できる映画やドラマが異なります。VPNを使えば、希望する国のサーバーを経由してインターネットに接続し、その国にいるユーザーとして振る舞うことができるため、地域制限を回避してコンテンツを視聴することが可能です。
  • 検閲の回避
    一部の国では、政府が特定のWebサイトやサービスへのアクセスを制限する「インターネット検閲」が行われています。VPNを利用することで、これらの制限を回避し、自由にインターネットを利用することができます。例えば、特定のニュースサイトやソーシャルメディアがブロックされている場合でも、VPNを通じてこれらのサイトにアクセスできるようになります。
  • 職場や学校での制限の回避
    企業や学校では、業務や学習に集中させるために、特定のWebサイト(ソーシャルメディアやエンターテインメント系サイトなど)へのアクセスを制限することが一般的です。VPNを使用すれば、これらの制限を回避し、通常ではアクセスできないサイトにも接続できるようになります。

インターネット速度の向上

VPNはセキュリティやプライバシーの向上だけでなく、インターネット速度を改善する可能性もあります。

特に、インターネットサービスプロバイダー(ISP)による速度制限が行われている場合に効果を発揮します。

  • ISPによる帯域制限の回避
    一部のISPは、ユーザーが特定のサービス(ストリーミングやオンラインゲームなど)を利用する際に速度を意図的に制限することがあります。これを「帯域制限」といいますが、VPNを使用することで、ISPが通信内容を把握できなくなるため、この制限を回避することが可能です。結果として、通常よりも速い速度でインターネットを利用できる場合があります。
  • サーバーの選択による速度最適化
    VPNサービスは、世界中にサーバーを設置しています。これにより、ユーザーは自分に最も近い、または最も混雑していないサーバーを選択して接続することで、より速いインターネット接続を享受することができます。例えば、地理的に近いサーバーを選択することで、通信の遅延を減少させ、スムーズなWeb閲覧やストリーミングが可能になります。
  • 高速通信プロトコルの利用
    一部のVPNサービスは、速度を最適化するために特別なプロトコルを使用しています。これにより、セキュリティを犠牲にすることなく、高速かつ安定したインターネット接続が可能です。特に、動画のストリーミングやオンラインゲームを楽しむ際には、この技術が有効です。

目次に戻る

VPNをオフにするメリット

VPNをオフにすると、いくつかのメリットがあります。ここでは、それらについて詳しく解説します。

デバイスのバッテリー効率の向上

VPNをオンにしている間、デバイスは常に暗号化と復号化の処理を行っています。

これにより、CPUが通常よりも多くのリソースを使用するため、バッテリーの消耗が早くなります。特に、モバイルデバイスやラップトップでは、バッテリー寿命が重要です。

VPNをオフにすることで、この処理負担が軽減され、バッテリー効率が向上します。

VPNによるバッテリー消耗の原因

VPNは、データ通信を暗号化し、専用サーバーを経由させるため、通常のインターネット接続に比べて多くの電力を消費します。具体的には、次のような要因がバッテリー消耗を引き起こします。

  • データの暗号化と復号化:VPNは、送受信するデータをすべて暗号化します。この処理はデバイスのCPUに負荷をかけ、電力消費を増加させます。
  • サーバー接続の維持:VPNは常に遠隔サーバーとの接続を維持しているため、その通信維持もバッテリーを消耗します。
  • 通信遅延による追加処理:VPNを通じての通信は遅延が発生することがあり、デバイスがその遅延を補正しようとするため、処理が増えてバッテリー消耗が進むことがあります。

モバイルデバイスでのバッテリー消耗

スマートフォンやタブレットのようなモバイルデバイスでは、バッテリー寿命が非常に重要です。VPNを常時オンにしていると、特に以下の状況でバッテリーが早く消耗します。

  • 長時間のインターネット利用:Webブラウジングやアプリの使用中にVPNをオンにしていると、VPNによる暗号化処理が常に行われるため、バッテリーが急速に消耗します。
  • バックグラウンドでの通信:メールアプリやSNSなどがバックグラウンドでデータをやり取りしている際も、VPNはデータ通信を暗号化し続けるため、バッテリーへの影響が大きくなります。

通信速度の向上

VPNをオフにすると、データ通信が直接インターネットに接続されるため、通信速度が速くなる可能性があります。特に、高負荷のVPNサーバーや遠隔地のサーバーを経由している場合、VPNの使用は通信遅延や速度低下を引き起こすことがあります。VPNをオフにすることで、これらの問題が解消され、スムーズな接続が実現することが期待できます。

VPNが通信速度に与える影響

VPNを通じた接続は、データが暗号化され、専用のサーバーを経由するため、以下のような要因で通信速度に影響を与えることがあります。

  • サーバーの位置:VPNサーバーが物理的に遠い場所にある場合、データの転送距離が増え、その結果、通信遅延が発生します。
  • サーバーの混雑:VPNサーバーが多くのユーザーに利用されている場合、サーバー負荷が増し、通信速度が低下する可能性があります。
  • 暗号化プロセス:VPNによる暗号化処理は、通信を安全にする一方で、その処理が遅延を引き起こすこともあります。

オンラインゲームや動画視聴での影響

VPNを利用していると、オンラインゲームや動画ストリーミングなど、リアルタイムでの通信が求められるアクティビティでは、通信遅延が問題になることがあります。VPNをオフにすることで、これらのアクティビティのパフォーマンスが向上し、より快適な体験が可能になります。

一部のWebサービスへのアクセスが向上

VPNを使用していると、特定のWebサイトやサービスにアクセスできなくなることがあります。これらはセキュリティ上の理由や地理的制限のためにVPN接続をブロックしている場合があります。VPNをオフにすることで、以下のようなサービスに再びアクセスできる可能性があります。

VPNをブロックするサービスの例

  • オンラインバンキング:一部の銀行はセキュリティ強化のため、VPN接続を拒否することがあります。これは、不正アクセスを防ぐための措置ですが、正当なユーザーにとっては不便となることがあります。
  • ストリーミングサービス:NetflixやHuluなどの一部のストリーミングサービスは、ライセンスの問題からVPN経由のアクセスを制限しています。VPNをオフにすることで、これらのサービスを通常通り利用できるようになります。

VPNオフ時の利便性向上

VPNをオフにすることで、日常的なインターネットブラウジングがスムーズになり、以下のような利便性が向上します。

  • 高速なページ読み込み:VPN経由の遅延が解消され、Webページの読み込みが速くなります。
  • 正常な位置情報の利用:VPNをオフにすることで、位置情報を基にしたローカルサービスやアプリが正確に動作するようになります。

目次に戻る

VPNをオフにするデメリット

VPNをオフにすることには、いくつかのリスクが伴います。特に、セキュリティやプライバシーの面で注意が必要です。

VPNを無効にする前に、これらのデメリットを十分に理解し、自分のニーズに応じた判断を下すことが大切です。

セキュリティリスクの増大

VPNをオフにすると、インターネット接続が暗号化されなくなります。

暗号化されていない通信は、ハッカーや悪意のある第三者にとって非常に魅力的なターゲットとなります。特に、公共Wi-Fiやオープンネットワークを利用している場合、以下のようなリスクが生じます。

  • 個人情報の漏洩: ログイン情報やクレジットカード番号などの個人情報が盗まれるリスクが高まります。
  • 通信の傍受: 閲覧しているWebページや送受信しているメッセージが第三者に傍受される可能性があります。
  • フィッシング攻撃のリスク増大: 悪意のあるサイトに誘導されやすくなり、フィッシング攻撃のリスクが高まります。

VPNは、これらの脅威からユーザーを守る盾の役割を果たしているため、オフにすることでこの保護が失われます。

位置情報の特定

VPNをオフにすると、デバイスのIPアドレスが直接インターネットに公開されるようになります。

IPアドレスは、ユーザーの地理的位置情報をある程度特定するために利用されます。これにより、以下のデメリットが生じる可能性があります。

  • プライバシーの侵害: 広告主やトラッキングサービスが、ユーザーの位置情報やオンライン行動をより正確に追跡できるようになります。
  • 地理的制限: IPアドレスに基づいて地域制限が設けられている場合、その地域にいると判断され、特定のコンテンツやサービスにアクセスできなくなることがあります。
  • 個人の特定: 特に個人を狙った攻撃やストーカー被害において、IPアドレスから大まかな居住地を特定される危険性が高まります。

位置情報の漏洩は、プライバシーの観点から非常に大きな問題となるため、VPNのオフ状態ではオンライン活動に注意が必要です。

コンテンツ制限の回避不能

VPNを使うことで、通常は地域制限によりアクセスできないコンテンツにアクセスすることが可能です。

しかし、VPNをオフにすると、元々のIPアドレスが使用されるため、以下のような制限に再び直面することになります。

  • ストリーミングサービス: 海外の映画やテレビ番組にアクセスできなくなる場合があります。例えば、NetflixやHuluなどのサービスは、地域ごとに異なるコンテンツを提供していますが、VPNをオフにすると視聴が制限されることがあります。
  • 検閲回避の難化: 一部の国では、政府が特定のウェブサイトやサービスへのアクセスを制限しています。VPNをオフにすると、こうした制限を回避できなくなることがあります。
  • ゲームやアプリの制限: 一部のゲームやアプリは特定の国でしか利用できない場合がありますが、VPNをオフにするとそれらにアクセスできなくなることがあります。

このように、VPNをオフにすることで、本来アクセスできるはずのコンテンツが再び制限されることになり、エンターテインメントや情報収集の幅が狭まってしまいます。

プライバシーが保護されない

VPNを使用していると、インターネット上でのプライバシーが強化されますが、VPNをオフにすると、その保護が薄れてしまいます。

具体的には以下の点でプライバシーが脅かされる可能性があります。

  • 広告トラッキングの増加: IPアドレスが直接公開されるため、広告主がユーザーのオンライン行動を追跡しやすくなります。これにより、ターゲット広告が増えるだけでなく、ユーザーのオンラインプロファイルが詳しく記録されることになります。
  • 検索エンジンの追跡: GoogleやBingなどの検索エンジンは、ユーザーの検索履歴を基に個別のプロファイルを作成します。VPNをオフにすると、これらのデータがユーザーに紐づけられやすくなります。
  • ソーシャルメディアの追跡: FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアプラットフォームも、ユーザーのIPアドレスを使用して、オンライン活動を追跡し、広告配信に利用します。

これらのリスクを考慮すると、VPNをオフにする前にプライバシーへの影響をよく理解し、必要に応じて他のプライバシー保護ツールを併用することが推奨されます。

目次に戻る

デバイス別VPNをオフにする手順

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: heading-iPhone-02.webp

VPNをオフにする方法は、使用しているデバイスによって異なります。以下では、iPhoneとAndroidデバイスでのVPNオフ手順を説明します。

iPhone

  1. 設定アプリを開く
    ホーム画面から「設定」をタップします。
  2. VPNを選択
    設定メニューから「一般」を選び、その後「VPNとデバイス管理」をタップします。
  3. VPNをオフにする
    「VPN」をタップし、スイッチをオフにします。

Android

  1. 設定アプリを開く
    ホーム画面から「設定」をタップします。
  2. VPNを選択
    設定メニューから「ネットワークとインターネット」を選び、その後「VPN」をタップします。
  3. VPNをオフにする
    使用中のVPNを選択し、「切断」または「オフにする」ボタンをタップします。

目次に戻る

まとめ|VPNはオフにして大丈夫?

VPNをオフにすることには、インターネット速度の向上やバッテリー節約といったメリットがある一方で、セキュリティやプライバシーのリスクが伴います。

特に、公共Wi-Fiを利用する場合や個人情報を扱う際には、VPNをオンにしておくことが重要です。

普段のインターネットブラウジングでは速度やバッテリーを優先するのも良いですが、セキュリティが求められる場面ではVPNを活用することがベストな選択です。

最終的には、利用シーンに応じてVPNを適切にオン・オフすることが、快適かつ安全なインターネット利用を実現します。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事をSNSでシェアしてね!
タップできる目次