オーバーウォッチ2(OW2)をプレイしていて、「ラグがひどい」「特定のサーバーで遊びたい」「DDoS攻撃が怖い」と感じたことはありませんか。私がオーバーウォッチ2のプレイ環境を突き詰めた結果、VPN(仮想プライベートネットワーク)がこれらの問題を解決する強力なツールであると結論付けました。
この記事では、OW2でVPNが必要とされる理由から、具体的なメリット、BANのリスク、そしてプレイヤーの目的別に最適なサービスの選び方まで、徹底的に解説します。
オーバーウォッチ2でVPNが注目される3つの理由
VPNは単にIPアドレスを隠すだけのものではありません。OW2のプレイ体験を能動的に最適化するための戦略的なツールです。
理由1|ラグ(Ping)を劇的に改善する
ラグの主な原因であるPing値(通信の遅延速度)は、必ずしも自宅の回線速度だけで決まるわけではありません。プロバイダ(ISP)が用意した通信経路が非効率な場合、データが遠回りしてしまい、高いPingが発生します。
高品質な有料VPNは、ゲームサーバーへの最短・最速の経路(プレミアムネットワーク)を確保しています。VPNに接続することで、この非効率な一般道を避け、最適化された高速道路に乗り換えることができ、結果としてPingが劇的に改善することがあります。
理由2|DDoS攻撃から身を守るセキュリティ対策
特にストリーマー(配信者)にとって、DDoS攻撃は深刻な脅威です。DDoS攻撃は、特定のIPアドレスに大量のデータを送りつけ、そのネットワークを麻痺させる攻撃を指します。
VPNを使用すると、あなたの本物のIPアドレスは隠され、代わりにVPNサーバーのIPアドレスが外部に公開されます。攻撃対象が堅牢なVPNサーバーになるため、プレイヤー個人のインターネット接続が守られます。
理由3|自由にプレイするサーバー(リージョン)を選べる
OW2は、プレイヤーのPingに基づいて接続先サーバーを自動的に決定します。そのため、「北米(NA)サーバーで英語のコミュニケーションを学びたい」「人口の多い韓国(KR)サーバーで遊びたい」と思っても、意図しないサーバー(例|シンガポール)に接続されてしまうことが頻繁にあります。
VPNを使えば、接続したい国のサーバーを経由することで、擬似的にその国からアクセスしている状態を作り出せます。これにより、OW2のシステムに「その国が最低Pingの接続先だ」と認識させ、希望するリージョンのサーバーへ強制的に接続できます。
日本のプレイヤー特有のネットワーク問題とVPN
日本のOW2プレイヤーは、海外のプレイヤーとは異なる特有のネットワーク問題に直面しています。これらはVPNの導入によって大きな恩恵を受けられる典型的なケースです。
問題点|韓国サーバー(ich1)への異常な高Ping
日本から地理的に近いにもかかわらず、韓国サーバー(ich1)に接続するとPingが180ms以上に跳ね上がる問題が多数報告されています。これは、利用しているプロバイダの通信経路が、韓国へ直行せずに一度別の国を経由するなど、非効率なルートを通っていることが原因です。
VPNや後述するGPNは、この非効率な経路をバイパスします。日本から韓国へ直結する最適化された回線を利用するため、Pingを30ms~50ms程度まで大幅に改善できます。
問題点|「アメリカ」リージョンが北米に繋がらない
多くの日本人プレイヤーが直面する罠です。Battle.netランチャーで「アメリカ」リージョンを選択しても、システムが「Pingが最も低いサーバー」を自動で選ぶため、物理的に近いシンガポール(SEA)やオーストラリア(OCE)のサーバーに接続されてしまいます。
プレイヤーの真の目的が「北米(NA)サーバー」でのプレイである場合、VPNは必須の解決策です。VPNでアメリカ西海岸(ロサンゼルスなど)のサーバーに接続すれば、システムを「騙す」ことができ、意図したNAサーバーのマッチメイキングに参加できます。
VPN利用のリスク|アカウント停止(BAN)はあり得る?

VPNの導入を考えたとき、最大の懸念は「アカウントが停止(BAN)されないか」という点でしょう。このリスクについて正確に解説します。
Blizzardの利用規約とVPN
結論から言うと、Blizzardの利用規約はVPNの使用を明確に「禁止」していません。規約が禁じているのは「チート行為(ゲームファイルの改変、自動化など)」です。
VPNはゲームのロジックには一切干渉せず、通信経路を変更するだけのツールです。したがって、VPNの標準的な使用(ラグ改善やサーバー選択)が利用規約違反とみなされることはありません。
「不審なアクティビティ」による誤検知
では、なぜ「VPNを使うとBANされる」という噂が立つのでしょうか。それは、Blizzardの自動化されたセキュリティシステムによる「誤検知」のリスクがあるからです。
このシステムは、アカウントのハッキングや共有を防ぐためにログイン地点を監視しています。例えば、「日本からログインした1時間後に、アメリカからログインする」といった物理的に不可能な移動を検知すると、アカウントが不正アクセスされたと判断し、一時的にロックすることがあります。
リスクを回避する方法
この自動検知リスクは、使い方次第で簡単に回避できます。
- 常に同じVPNサーバーに接続する|OW2をプレイする際は、必ず「NordVPNの東京サーバー」や「ExpressVPNのロサンゼルスサーバー」のように、接続先を一貫させる。
- 専用IP(固定IP)を利用する|一部のVPNサービス(Surfsharkなど)が提供するオプションで、自分専用のIPアドレスを契約します。これにより、VPNを使いながらもログインIPが常に同一になるため、誤検知のリスクはほぼゼロになります。
無料VPNの利用は非推奨
VPN接続サービスには無料で利用できるものがありますが、個人情報漏洩リスクが高いためにおすすめしません。以下の記事で、無料VPNサービスについて詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
- ユーザーの行動を追跡している可能性がある【個人情報の収集】
- ユーザーの活動情報を広告主に送信している【通信ログの収集】
- 不透明な運営元による個人情報の漏洩
- 通信の暗号化技術が低くセキュリティが貧弱
オーバーウォッチ2向けVPNの選び方

このサイトでおすすめするVPNサービスは「NordVPN」「ExpressVPN」「MillenVPN」「CyberGhostVPN」です。
VPN選びに迷ったら、この4つのVPNサービスから選んでくださいね。
| NordVPN | ExpressVPN | MillenVPN
| CyberGhostVPN | |
|---|---|---|---|---|
| 管轄 | パナマ | 英領ヴァージン諸島 | 日本 | ルーマニア |
| ノーロギング | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 暗号化規格 | AES-256-GCM | AES-256-GCM | AES-256 | AES-256 |
| 暗号化プロトコル | OpenVPN IKEv2 / IPsec WireGuard | OpenVPN IKEv2 L2TP/IPsec Lightway | OpenVPN IKEv2 WireGuard | OpenVPN IKEv2 WireGuard |
| サーバー数 | 7,000台+ | 3,000台+ | 2,000台+ | 9,773台+ |
| 対象国数 | 108 | 105 | 106 | 91 |
| 同時接続 | 10 | 8 | 無制限 | 7 |
| 1ヶ月契約 | 1,620円/月 | 1,910円/月 | 1,496円/月 | 1,790円/月 |
| 6ヶ月契約 | – | – | – | 1,000円/月 |
| 1年契約 | 620円/月 | 734円/月 | 594円/月 | – |
| 2年契約 | 390円/月 | 513円/月 | 396円/月 | 320円/月 |
| 日本語対応アプリ | レ | レ | レ | – |
NordVPN|人気No.1のVPN
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CyberGhost VPNは2011年設立のルーマニアに拠点を置く老舗VPNプロバイダーです。
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まとめ

オーバーウォッチ2において、VPNは単なる「おまけ」ではなく、ラグの改善、DDoS攻撃からの防御、そして自由なサーバー選択を実現するための「戦略的インフラ」です。
Blizzardの規約で明確に禁止されておらず、アカウント停止のリスクは「不審なアクティビティ」としての誤検知によるものであり、これは一貫したサーバー選択や専用IPの利用によって管理・回避できます。
あなたの目的が「DDoS対策と安定性」ならNordVPN、「コンソールでの利用」ならExpressVPNが最適解となります。自分のプレイスタイルに合ったソリューションを選び、より快適なOW2ライフを手に入れましょう。





