「VPNサーバを自分で設置できるって聞いたけど、どうやるの?」
「自宅VPNサーバを自作すれば節約になるの…?」
「VPNサーバの構築はどうやったらよいの?教えて!」
セキュリティー意識の向上からインターネット通信の際にVPN接続を利用することが徐々に浸透していますが、安全かつ快適にVPN接続を契約すると維持費がかかります。そこで一つの選択肢として自宅でのVPNサーバ構築があります。
本記事では、自宅VPNサーバを構築するため、以下の点を解説します。
- 自宅VPNサーバのしくみ
- VPNネットワークを利用する方法
- WAN側(iPhoneやAndroidスマホ)からVPN接続する方法
この記事の内容をそのまま実践することで、自分でVPNサーバを設置して無料でVPN接続ができるようになります。ぜひ、最後までご覧ください。
自宅VPNサーバーのしくみ

個人が自宅に設置することができるVPNサーバは「インターネットVPN」方式のネットワークです。
VPNネットワークの種類はこの他に「エントリーVPN」「IP-VPN」「広域イーサネット」がありますが導入のためには通信事業者の閉域網を利用することになるためサービス契約が必要となるため事業者向けになります。
VPN方式 | インターネットVPN | エントリーVPN | IP-VPN | 広域イーサネット |
---|---|---|---|---|
回線 | インターネット | 閉域網 | 閉域網 | 閉域網 |
通信速度 | (通信速度非保証) | ベストエフォート型(通信速度非保証) | ベストエフォート型(通信速度保証) | ギャランティ型(通信速度保証) | ギャランティ型
セキュリティー | ||||
用途 | 自宅用/事業用 | 事業用 | 事業用 | 事業用 |
「インターネットVPN」のしくみ
公衆のインターネット上に仮想のネットワーク環境を構築しててデバイスやコンピューターをつなぐ方式を「インターネットVPN」といいます。
構築が割と簡単なため個人でも設置可能であるのがメリットです。公衆のインターネットを利用する方法なのでセキュリティの心配はありますが通信の情報は暗号化されます。
自宅VPNネットワークの構築方法

自宅VPNを構築する方法はいくつかあります。ここでは、初心者でも実践しやすい方法を3つ紹介します。
自宅PCのVPNサーバー化
自宅にある古いPCやRaspberry Pi(ラズベリーパイ)をVPNサーバーとして使用する方法です。以下のVPNサーバソフトウェアを使います。
ソフトウェア | 特徴 |
---|---|
OpenVPN | オープンソースで信頼性が高い |
SoftEther | 日本製で設定が簡単 |
WireGuard | 最新技術で軽量かつ高速 |
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
無料で構築できる | PCの電源を常時ONにする必要がある |
カスタマイズ性が高い | 設定がやや複雑 |
光回線レンタルルータのVPNサーバー化
現在フレッツ光や光コラボを契約すればレンタルするひかり電話ルータを利用して自宅VPNサーバを構築できます。
ただし、全機種がVPNサーバ対応してないので以下の対応機種を確認ください。
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メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
設定が簡単 | ルーターの性能に依存する |
追加の機器が不要 | ルーター変更時に再設定が必要 |
VPNサーバ対応するひかり電話ルータの機種
ONU一体型ひかり電話ルータ
PR-400KI
PR-400MI
PR-400NE
PR-500KI
PR-500MI
ONU別体型ひかり電話ルータ
RT-400KI
RT-400MI
RT-400NE
RT-500KI
RT-500MI
VDSL装置内臓ひかり電話ルータ
RV-440KI
RV-440MI
RV-440NE
小型ONU対応ひかり電話ルータ
RS-500KI
RS-500MI
VPNサーバの設定方法
ひかり電話ルータに接続
ブラウザのアドレス入力バーに ”http://192.168.1.1″ と入力してひかり電話ルータに接続します。
ユーザー名 : user
パスワード : 過去に設定したもの
VPNサーバ設定
ひかり電話ルータの設定からVPNサーバ機能を有効化して、VPN接続のアカウント認証に必要となるユーザ名とパスワードを登録していきます。
設定が完了したら、このユーザ名とパスワードでスマホやタブレットからVPN接続できます。
Wi-FiホームルータのVPNサーバー化
「VPNルータ」機能付きのWi-Fiルータを使えば、自宅にVPNゲートウェイを設置してVPNサーバを構築できます。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
設定が比較的簡単 | ルーター購入のコストがかかる |
省エネルギーで運用可能 | ルーターのVPN性能に限界がある |
ダイナミックDNSの設定
VPN接続にはVPNルータのWAN側のIPアドレスやホスト名が必要となりますが、 自宅のグローバルIPアドレスは固定IPではないため、VPNルーターのドメインを固定するためにダイナミックDNS(DDNS)というサービスを利用します。
変化するIPアドレスを固定のホスト名に自動的に変換するサービス
VPNルーターの種類によって利用できるDDNSサービスが限定されるので注意してください。DDNSサービスは有料と無料のものがあります。
WAN側のデバイスの設定
WindowsやMacOS、Android 、iOSなどのOSには標準でVPNクライアント機能を搭載しているため、追加で端末にソフトウェアをインストールせずにVPNネットワークへのアクセスが可能です。
- 設定→一般→VPNの順に開く
- 構成を追加を選択
- サーバ情報、アカウント情報、パスワード、シークレットピンを入力し完了


オススメのVPN機能付きWi-Fiホームルーター

VPN機能を搭載したWi-Fiルーターを使うことで、自宅VPNを簡単に構築できます。メーカーごとの特徴や、おすすめモデルについて詳しく解説します。
バッファロー(Buffalo)
バッファローは、日本国内で人気のあるWi-Fiルーターメーカーで、設定画面が日本語で分かりやすいのが特徴です。
VPN機能を搭載したモデルも複数あり、初心者でも導入しやすいです。

TP-Link
自身でDDNSを設定する自信がある場合は、コスパ抜群のTP-Link製のVPNサーバ機能付きWi-Fiルーターがオススメ。
最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6 (11ax)」、VPNプロトコル「OpenVPN」をサポートします。

GL.iNet
VPN利用をメインにする場合は、GL.iNet製のGL-AX1800がオススメです。
最新の無線LAN規格「Wi-Fi6(11ax)」、VPNプロトコル「WireGuarde」をサポートし爆速でVPN接続可能です。

ASUS
自宅で快適にオンラインゲームをするなら、ASUSのTUF Gamingがオススメです。
最新の無線LAN規格「Wi-Fi6(11ax)」、VPNプロトコル「WireGuarde」をサポートし、高速かつ大容量のデータ通信が可能です。

自宅VPN構築に関するよくある質問

まとめ

自宅でVPNサーバーを構築することで、安全な通信環境を確保し、外出先から自宅ネットワークにアクセスできるようになります。
- 自宅PCでVPNサーバーを構築:無料で柔軟な設定が可能
- 光回線レンタルルーターでVPNを利用:プロバイダー提供のルーターで簡単設定
- VPN対応Wi-Fiルーターを導入:手軽にVPN環境を構築
自宅VPNの構築は、セキュリティや利便性を向上させるメリットがあります。本記事を参考に、自分に合った方法を選び、VPN環境を整えてみてください。