Macユーザーにとって、セキュリティとプライバシーはますます重要な課題になっています。
公共Wi-Fiの利用やストリーミング視聴、リモートワークが増加する中で、個人情報や通信内容を保護する手段としてVPNが注目を集めています。
中でも「NordVPN」は、世界中で高い評価を得ているVPNサービスの一つで、macOSとの相性も抜群です。
本記事では、NordVPNをMacで使う具体的なメリット、導入方法、設定手順、活用法について、初心者にも分かりやすく徹底解説します。

MacでNordVPNを使用するメリット

MacでNordVPNを使用することで、オンラインの安全性を確保しつつ、制限のないインターネット体験を楽しむことができます。
ここでは、Macユーザーに特に役立つ機能や利点を紹介します。
セキュリティとプライバシーの保護
NordVPNは軍用レベルの暗号化を提供し、インターネット上での通信を保護します。
これにより、公共Wi-Fiやその他の脆弱なネットワークを利用する際も、個人情報やブラウジング履歴が第三者に漏洩するリスクを大幅に軽減できます。
- AES-256ビット暗号化による高度なセキュリティ
- キルスイッチ機能で、接続が途切れた場合もデータの漏洩を防止
- IPアドレスの隠蔽により、プライバシーを保護
地域制限コンテンツへのアクセス
NordVPNを利用すると、地域制限のあるストリーミングサービスやウェブサイトにもアクセス可能です。
例えば、海外のNetflixやHulu、BBC iPlayerなどのコンテンツを視聴できるようになります。
- サーバーは世界108か国以上に分布
- 地理的な制限を簡単に回避
- 高画質でのストリーミングもスムーズに楽しめる
広告ブロック機能「CyberSec」
NordVPNには「CyberSec」という広告やマルウェア、フィッシングサイトをブロックする機能が搭載されています。
この機能を有効化することで、煩わしい広告や危険なサイトへのアクセスを防ぐことができます。
- 広告の自動ブロック
- マルウェアやフィッシングサイトからの保護
- より快適なブラウジング体験を提供
高速かつ安定した接続
VPN使用時には速度の低下が懸念されることがありますが、NordVPNは広範なサーバーネットワークと最適化されたプロトコルにより、高速で安定した接続を提供します。
これにより、ストリーミングやオンラインゲーム、ファイルのダウンロードもストレスなく行えます。
- NordLynxプロトコルによる高速通信
- サーバーの負荷を分散させ、快適な接続を維持
- HDや4Kストリーミングも可能
簡単なインターフェースとサポート
NordVPNは初心者でも使いやすいシンプルなインターフェースを提供しており、Mac用のアプリは直感的に操作できます。
また、公式サイトではサポート情報も充実しており、24時間対応のチャットサポートも利用可能です。
- 簡単にサーバーを選択・接続
- 分かりやすいアプリ設計
- サポートが迅速で丁寧
MacでNordVPNの設定と使い方

MacにおけるNordVPNの設定は非常にシンプルです。
ここでは、インストールから基本的な使い方までを分かりやすく解説します。
NordVPNのインストール手順【Mac版】
NordVPNは、公式ウェブサイトまたはMac App Storeからアプリをダウンロードできます。
macOS 11(Big Sur)以降のバージョンに対応しており、最新の環境で最適に動作します。
- NordVPNのアカウントがない場合は、NordVPN公式サイト からサブスク登録します。
- NordVPN公式サイトのダウンロードページからMac用NordVPNアプリをダウンロードし、「.pkg」ファイルをダブルクリックしてMacにインストールします。
- 指示に従ってインストールを進め、Macの管理者パスワードを入力してインストール完了です。
MacでのNordVPNの基本的な使い方
インストールが完了したら、すぐにVPN接続を始められます。
まず、インストールしたNordVPNアプリを起動してログインします。まだアカウントを持っていない場合は、新規登録を行いましょう。
- まだ、NordVPNのアカウントがない場合は、NordVPN公式サイト で登録します。
- アカウントを取得したら、アプリを開き「ログイン」を選んで、登録済みのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
ログイン後は、使用したいサーバーを選択して接続します。自動的に最適なサーバーに接続することも可能です。
- アプリ内のサーバーリストから国を選択
- 地理的な制限を回避したい場合は、特定の国のサーバーを選ぶ
- 「クイック接続」ボタンで最速サーバーに自動接続
「CyberSec」機能は、広告や悪意のあるサイトから保護するためのオプションです。
この機能を有効化し、広告ブロックとマルウェア対策することで安全なインターネット環境を提供します。
自動接続機能を設定しておけば、Wi-Fiやモバイルネットワークに接続するたびに自動でVPNが有効になります。
- 設定メニューで「自動接続」を選択
- 起動時や指定ネットワークでの自動接続を設定
スプリットトンネリングを設定することで、特定のアプリやウェブサイトだけVPN接続を利用し、他の通信は通常のネットワークを使うように設定できます。
- 設定メニューから「スプリットトンネリング」を選択
- VPN接続を適用したいアプリやウェブサイトを選択
システム要件と対応デバイスの確認

NordVPNをMacで快適かつ安全に使うためには、事前にシステム要件や対応デバイスをしっかり確認しておくことが大切です。
ここでは、対応OSバージョンや接続可能な台数、他OSとの連携について詳しく解説します。
対応OSバージョンとアップデートの重要性
NordVPNのMac版アプリは、macOS 11(Big Sur)以降に対応しています。
これより古いバージョンのmacOS、たとえばmacOS 10.13(High Sierra)やmacOS 10.14(Mojave)では、最新版のアプリをインストールできなかったり、一部機能が正常に動作しなかったりすることがあります。
そのため、まずはMacのOSが対応しているかを確認しましょう。
- 画面左上のAppleメニューをクリック
- 「このMacについて」を選択
- macOSのバージョンが表示される
OSを最新に保つことで、VPNの互換性だけでなく、全体的なセキュリティ対策や動作の安定性も向上します。
また、NordVPNアプリ自体も定期的にアップデートされており、新機能の追加やバグ修正が行われます。
常に最新版を利用することが、安全で快適なVPN利用の第一歩です。
同時接続は最大10台まで可能
NordVPNの魅力の一つは、1つのアカウントで最大10台までのデバイスに同時接続が可能な点です。
この「同時接続」機能により、家族や複数端末を持つユーザーにとって非常に便利です。
たとえば、以下のような使い方ができます。
- MacBookとiMacに同時接続
- iPhone、iPad、Apple Watchでも同時にVPNを有効化
- 家族全員のスマートフォンやパソコンに設定してセキュリティ対策
同時接続の上限が10台まであるため、VPN利用における制約がほとんどありません。
加えて、同時に接続している各デバイスに対して、それぞれ異なるVPNサーバーを選択することもできます。
たとえば、Macではアメリカのサーバーに接続し、スマホでは日本のサーバーに接続するといった使い分けも簡単です。
この柔軟性が、仕事や趣味でグローバルに活動するユーザーにとって大きなメリットとなります。
macOS以外との連携もスムーズ
NordVPNはMac専用アプリだけでなく、他の主要OSやデバイスにも幅広く対応しています。
対応しているプラットフォームの一例は以下の通りです。
OS / デバイス | 対応状況 |
---|---|
Windows | ◎ |
Linux(Ubuntuなど) | ◎ |
iOS(iPhone, iPad) | ◎ |
Androidスマートフォン・タブレット | ◎ |
ChromeOS | ◎ |
ルーター | ◎ |
スマートTV(Android TVなど) | ◎ |
これにより、Macで設定したアカウント情報をそのまま他のデバイスでも利用できるため、デバイス間での連携がとてもスムーズです。
さらに、「Meshnet(メッシュネット)」機能を使えば、異なるOS間のデバイス同士を仮想的なネットワークでつなぐこともできます。
まとめ

NordVPNは、macOSユーザーにとって強力なオンラインプライバシーとセキュリティのソリューションを提供します。セキュリティ、速度、操作性の3つを高水準で兼ね備えており、初心者から上級者まで幅広く利用できます。
アプリのインストールや設定も簡単で、日本語サポートも充実しています。また、CyberSec機能やKill Switchなどの便利な機能を活用すれば、より安全なネット環境が実現します。
最適なパフォーマンスを得るために、macOSのバージョンが互換性のあることを確認し、アプリを常に最新の状態に保つことが重要です。MacでのVPN導入を検討している方には、NordVPNは非常におすすめの選択肢です。