Steamは世界最大のゲーム特化デジタル配信プラットフォームです。
世界中のゲーム愛好家に利用されていますが、VPNを使用して国籍を偽装することは、問題を引き起こす可能性があります。
本記事では、SteamでVPNの利用を考えている方のために、以下の点を解説します。
- SteamでVPNを使う目的
- Steamの利用規約と解釈
- VPN利用のリスク
この記事の内容を参照することで、SteamでのVPN利用のリスクを理解できます。ぜひ、最後までご覧ください。
Steamとは|ゲームプラットフォーム
Steamはデジタル配信プラットフォームの一つで、ビデオゲーム、ソフトウェア、ハードウェアなどを販売、管理、共有するための多数の機能が含まれています。
以下にSteamで可能な主なアクティビティをまとめます。
ゲームの購入とダウンロード | Steamストアは数千ものゲームとソフトウェアを取り扱っています。これらはジャンル、プラットフォーム、デベロッパー等によって分類されています。 |
コミュニティの活用 | Steamコミュニティでは、他のプレイヤーや友人と交流することができます。ゲームのレビューを書いたり、フォーラムで議論したり、ゲーム内での実績を共有したりすることができます。 |
ゲームの更新と管理 | Steamでは、ゲームの自動更新や、ライブラリ内のゲームの管理、ダウンロードの一時停止/再開、インストールの順番の変更などが可能です。 |
Steam Workshop | Steam Workshopを使用すると、ユーザーはゲームのMOD(修正)を作成して共有することができます。他のプレイヤーが作成したMODを試すこともできます。 |
フレンドとのオンラインマルチプレイ | Steamはフレンドとオンラインでゲームをプレイすることを可能にします。また、「Remote Play Together」機能を使えば、一部のローカルマルチプレイヤーゲームをオンラインで共有できます。 |
ストリーミングとブロードキャスティング | Steamでは、ゲームのストリーミングや、自分のゲームプレイを他のSteamユーザーにライブブロードキャストすることも可能です。 |
クラウドセーブ | Steam Cloudを利用すると、ゲームのセーブデータをクラウドに保存することができます。これにより、異なるデバイスでゲームをプレイする際に進行状況を維持することができます。 |
SteamユーザーがVPNを使う目的
SteamユーザーがVPN(Virtual Private Network)を利用する目的は、以下の通りです。
地域制限をバイパスする | 特定の地域でしかアクセスできないゲームやコンテンツを利用するためにVPNを使用することがあります。しかし、これはSteamのサービス規約に違反する可能性があるため、注意が必要です。 |
より安い価格でゲームを購入する | ゲームの価格は国や地域によって異なることがあります。したがって、一部のユーザーは、より安い価格でゲームを購入するためにVPNを使用することがあります。しかし、これもSteamのサービス規約に違反する可能性があるため、慎重に行う必要があります。 |
セキュリティとプライバシーを保護する | パブリックWi-Fiなどの安全でないネットワークからSteamを使用するとき、VPNはユーザーのデータを暗号化し、安全に保護します。 |
Pingを改善する | VPNを使用すると、ゲームサーバーとの通信速度を改善し、ゲーム体験を向上させることが可能になる場合があります。 |
ゲームの早期リリースを利用する | 特定の地域で早くゲームがリリースされる場合、VPNを使用してその地域からアクセスし、ゲームを早くプレイすることができます。 |
VPNで国籍偽装はSteamの規約違反
Steamユーザーは、ゲームの価格差を利用するため、あるいは利用できないゲームにアクセスするためにVPNを利用し、国籍を偽装することがあります。
- 価格差の利用
- 利用制限の回避
しかし、この行為はSteamの利用規約に反しています。
Steamの利用規約
Steamの利用規約では、VPNやプロキシを利用しての国籍を偽装する行為を禁止しています。
A. 支払いの承認
ユーザーは、ユーザーの所在地を偽る目的で(ゲームコンテンツの地理的制限を回避するため、ユーザーの地域に適用されない価格設定で注文または購入するためなど、いかなる目的であるかを問いません)、IP プロキシまたはその他の方法を利用しないことに同意しているものとします。ユーザーがこのような行為を行ったときは、Valve はユーザーアカウントへのアクセスを無効化する場合があります。
引用元:Steam利用規約
規約違反によるアカウント凍結のリスク
Steamは、規約違反をしたユーザーのアカウントを凍結または禁止する権利を保有しています。
近年、Steamは規約違反に対して厳しく対処しており、国籍偽造が発覚した場合、アカウントの一時的な制限から永久的な凍結に至るまでの措置をとることがあります。
アカウント凍結の具体例
アカウント凍結の具体的な例として、2019年には多くのSteamユーザーが、VPNを使用して価格差を利用した結果、アカウントが凍結されたケースがあります。
まとめ
SteamユーザーがVPNを利用して国籍を偽装する行為は、Steamの利用規約に違反します。
規約違反をしたユーザーのアカウントは、Steamによって凍結または禁止される可能性があります。
近年、Steamは規約違反に対して厳しく対処しており、国籍偽装が発覚した場合、アカウントの一時的な制限から永久的な凍結に至るまでの措置をとることがあります。
したがって、Steamユーザーは、VPNを利用して国籍を偽装する行為のリスクを理解し、慎重に行動することが求められます。