楽天モバイルの通信プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の特徴は通話料金無料・定額データ通信無制限プランの格安設定ですが、NTTドコモやKDDIと比べると繋がり易さが劣るのが唯一の欠点になります。
現在、楽天モバイルの通信品質に満足している場合はそのまま継続して利用するのもよいのですが、楽天モバイルのWi-Fi callingとNTTドコモやKDDIのデータ通信を組み合わせることでさらに使い勝手が改善します。
この記事では、「Rakuten UN-LIMIT VI」の無料通話を継続利用しながら弱点である通信品質を補完する方法として、以下の点を解説していきます。
- Rakuten UN-LIMIT VIのについて
- 通信大手4キャリアの料金比較
- Wi-Fi callingの上手な運用方法
この記事の内容をそのまま実践いただくことで、格安で無料通話運用できます。ぜひ参考にしてください。

Rakuten UN-LIMIT VIのプラン紹介

月額利用料金
利用料金は以下の通り、通信料に応じて段階的に料金が上がっていきます。特徴的な点としては1GB未満の通信量の場合は0円で回線の維持が可能です。
注意点は、国内のパートナー回線エリアで利用する場合は、5GB超過後は最大1Mbpsに通信速度の制限がかかります。

「Rakuten Linkアプリ」利用で国内通話かけ放題
楽天モバイルではRakuten Linkアプリ経由での通話は無料となりますが、実はRakuten LinkアプリはWi-Fiや楽天モバイルのデータ通信環境でも通話料金が無料となります。
楽天モバイルの欠点は狭い通信エリアと繋がりにくさ
楽天モバイルは最後発の携帯キャリアであることから、現在のところNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクと比べて圧倒的に通信エリアが狭いです。
しかも、楽天モバイルが利用できる周波数帯は少ないため700〜900MHz帯のいわゆる“プラチナバンド”の割り当てがなく大手3キャリアに比べると繋がり易さがで差がでます。
バンド | 周波数帯 | 楽天モバイル | NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク |
---|---|---|---|---|---|
Band1 | 2.0GHz | レ | レ | レ | |
Band3 | 1.7GHz | レ | レ | レ | |
Band8 | 900MHz | レ | |||
Band11 | 1.5GHz | レ | レ | ||
Band18 | 800MHz | レ (パートナー回線) | レ | ||
Band26 | 800MHz | レ (パートナー回線) | レ | ||
Band19 | 800MHz | レ | |||
Band21 | 1.5GHz | レ | |||
Band28 | 700MHz | レ | レ | レ | |
Band42 | 3.5GHz | レ | レ | レ |
大手4キャリアの料金比較

楽天モバイルは段階制の料金ブランとなり、使い勝手が他の大手キャリアと比較して格段に良いです。
提供事業者 | 楽天モバイル | NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク |
---|---|---|---|---|
サービス名 | UN-LIMIT VI | ahamo | povo | LINEMO |
月額料金 | 0GB-1GB : 0円 1GB-3GB : 1,078円 3GB-20GB: 2,178円 20GB- :3,278円 | 2,970円 | 1GB-390円/7日 3GB-990円/30日 20GB-2,700円/30日 60GB-6,490円/90日 150GB-12,980円/150日 | 2,728円 |
データ容量 | 段階制 通信容量無制限 | 20GB | 定額 | 20GB |
超過時速度 | パートナー回線利用時5Gbps 超過後1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
通話料 | 無料(国内のみ) | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
準通話定額 (5分以内の通話の定額) | – | 無料 | 550円/月 | 550円/月 (1年間無料) |
通話定額 | 無料 | 1,100円/月 | 1,650円/月 | 1,650円/月 (1年間1100円/月) |
家族割 | 割引対象外 | 割引対象 | 割引対象外 | 割引对象外 |
5G利用 | 可 | 可 | 可(今夏以降) | 可 |
キャリアメール | 提供なし | 提供なし | 提供なし | 提供なし |
eSIM対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
申込チャネル | オンライン・店舗 | オンライン | オンライン | オンライン・LINE |
その他特徴 | 海外82カ国での国際ローミング | 24時間使い放題(200円)など 通信サービスのトッピング追加 | LINEカウントフリー |
Rakuten UN-LIMIT VIの運用方法

楽天モバイルの最大の利点は、国内通話料が完全に無料であることです。逆に、欠点は自社回線のエリアが小さいこと、プラチナバンドを利用できないため屋内での通品品質が低いことです。
これらの欠点を許容できる方は楽天モバイルの一台使いとなりますが、許容できない方は通信回線を楽天モバイル以外を利用することで貧弱な楽天モバイルの通信エリアをカバーできます。
運用法①:シングルSIM運用(通話・データ通信⇨楽天モバイル)
- デュアルSIM対応スマートフォンを保有していない人
- 楽天通信エリア圏でスマートフォンを利用し、狭い通信エリアを許容できる人
- 4G/5Gで動画を視聴する様なヘビーユーザー(月に20GB超)
楽天モバイルの通話機能は、Wifi環境でも利用可能です。Rakuten Linkは、「Wi-Fi Calling」という、WiFiを利用した通話やSMSの送受信が可能となり、エリアに不安のある楽天回線でも自宅のWifiで通話できるので安心です。
運用法②:デュアルSIM運用(通話回線⇨楽天モバイル/データ通信⇨MVNO)
- デュアルSIM対応スマートフォンを保有している人
- ドコモ・AU・ソフトバンクエリアで通話・インターネットを利用したい人
- 各MVNOで通信容量を選ぶことが可能なため通信容量はフレキシブル
楽天モバイルの通信エリアに不安な場合は、大手キャリアよりも格安で契約できる格安SIM(MVNO)を利用して、エリアをカバーすることをおすすめします。
楽天の通話回線とMVNOの通信回線を同時に使うには、デュアルSIM対応のスマートフォンを利用します。
近年発売のiPhoneや、デュアルSIM対応アンドロイドスマホは、eSIMx物理SIM、あるいは、物理SIMx2のデュアルSIM機能を利用して、片方に楽天モバイルの通話設定、他方にMVNOのデータ通信を設定してください。
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まとめ

楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、大手キャリアの同様プランと比較して圧倒的に料金が安く抑えられます。しかしながら、楽天回線の通信エリアが狭いことから、自宅のWi-FiやMVNOのデータ通信SIMとデュアル運用して通信エリアを補完することで快適になります。
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